こんにちはまことです!2025年、縁あって柏レイソルの全試合をチェックしています。そこで今回はレイソルがたくさん得点する為にはどうすればいいのか!?を勝手に考察してみました。笑
現状の振り返り
柏レイソルは2025年にリカルドロドリゲス新監督のもと4月29日(火)現在2位と躍進を続けています。首位の鹿島アントラーズとは勝ち点1差に詰め寄っています。6勝6分1敗と負け試合はリーグ最少です。ただし引き分け数は川崎、新潟と共に6分とリーグ1位となっており、なかなか勝ちきれない試合が続いています。そこで試合のデータを振り返ってみましょう!!

※Jリーグ公式サイト参照
【公式】明治安田J1リーグの順位表:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
柏レイソルの攻撃における課題
J1リーグ第13節を終え、様々なデータを見るといくつか面白い顕著な傾向が見えてきます。そこで、まずは攻撃を各データ別に分けてみていきましょう!
■まずはリカルド監督が指向するポゼッション率のデータから。
ボール保持率 → リーグ1位 一試合平均58.6%
自陣ポゼッション率 → リーグ3位
敵陣ポゼッション率 → リーグ1位
パス本数 → リーグ1位
上記のデータからわかる事は攻撃をしている時間が長いという事です。敵陣ポゼッション率も高いので相手を押し込んで試合を支配している事がうかがえます。ポゼッション率が高ければ試合に勝てるわけではありませんが、チームとしてやりたいことが浸透されている事は間違いありません。
■それでは得点数は多いのでしょうか?
得点数 → リーグ7位 15点 (1位 鹿島22点)
少ないわけではありませんが、圧倒的にボールを支配していて攻撃の時間が長い割には満足のいく結果とは言えません。12節時点までリーグ戦8試合連続で1得点以下と毎試合点は決めるものの追加点が奪えない状況が続いています。
■ここで、ゴール期待値という面白いデータを見ていきましょう(ゴール期待値=AIが判定した「得点が決まりそうかどうか」みたいな指数です)
ゴール期待値 → 18位 (リーグ下から3番目)
なんと圧倒的に低いのです。ゴール期待値18位の割に得点数7位と少ないチャンスをものにしているという捉え方もできますが、ボールを支配しているがそもそも得点に繋がるチャンスが少ないという結果が読み取れます。そこでシュート本数はどうなのか?という疑問がわいてきます
■そこでシュート本数
シュート数 → リーグ9位 (1試合平均6.36本)
そうなんです。攻撃時間が長い割にシュート本数が少ない!
■少し視点を変えて、レイソルの攻撃パターンにどのような傾向があるのでしょうか?
左サイド→42% 右サイド→37% 中央→21% (公式データではない)
となっています。
■次に攻撃エリア別シュート率を見てみます
攻撃エリア別シュート率 左サイド→11位 右サイド→11位 中央→8位
攻撃エリアによってあまり差はないようです。ただ、、エリア別ゴール率を見てみましょう。
■エリア別ゴール率
左サイド→11位 右サイド→14位 中央→1位
そうなんです。中央エリアからの攻撃でのゴール率はリーグ1位なんです!!もちろん中央からの攻撃は一番難しいためサイドからの攻撃が一般的です。ただ中央からの攻撃を増やす事でゴール率は上がりそうなデータですね。ではどうしたら中央からシュートを増やしゴール率を高められるのでしょうか。
それはズバリ、、ショートカウンター!!
■ショートカウンター回数
ショートカウンター回数 → 15位
ちなみにアビスパ福岡はショートカウンター回数2位で中央エリアゴール率は断トツ1位です。要するにショートカウンターと中央エリアゴール率はある程度比例関係が見えそうです。カウンターは相手の準備が整う前に攻撃するわけなので当たり前ではありますが。笑
ここまで様々なデータを見てきましたが、ようやくまとめです!
柏が大量得点するために必要なこと
柏レイソルが得点力を上げるためには、ショートカウンターを織り交ぜる。つまり攻撃に緩急をつける!ことです。そうなんです、決定力のある外国人ストライカーを補強する事ではなくセットプレー練習をする事でもないんです。ショートカウンターを増やす事が今のレイソルの強みを活かし、スタイルを大きく崩さず、得点力を上げるやり方だと思います!!
おそらく対戦相手もレイソルの攻撃を受け止めようと守りを固めてカウンターを狙ってくるでしょう。そこで遅攻と速攻を織り交ぜる事で相手は対応できなくなります。
次回!!ショートカウンターを増やすにはどうしたらいいのか!?
次回のコラムはショートカウンターを増やす為にやるべきことをデータ別に考察したいと思います。
柏レイソルは今、変革期にあります。リカルド監督のもと、新スタイルを構築し、リーグ優勝できるといいですね!!
Football LAB参照 Football LAB | データによってサッカーはもっと輝く
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